昨年
福岡県久留米市に設置した螺旋階段の完成写真をハウスメーカーさんがわざわざ送ってくださいました。
この螺旋階段はネット経由でお施主様からの御注文でした。
御注文の際には「
RS-01が自分の理想の螺旋階段なので同じものを・・・」と言って頂いたのですが、前回の作品よりさらに良いモノを造りたいとの思いから、RS-01のデザインを崩さずに「
RS-01改」を完成させました。
見た目はほとんど変わっていません。
何が変わったのかというと・・・・・
鉄部分の製作効率が上がるようにしたのと、木との細かい納まりを再検討しました。
つまり、手こずらずに製作出来て、見栄えがさらに良くなる様に変更したという事です。
螺旋階段の失敗例として、鉄部分を造ったものの木踏板が「木を切り刻まないと入らない・・・・・」という事も多々あります。特に螺旋階段は元々が造り難い製品ですので、製作する方に気が取られ、後になって「あちゃー」なんて事もあるのです。
今回さらにこの製品の完成度が上がったと思います。
モノ造りに終点はないとです。(^^)ニコ
螺旋階段から続く廊下の手摺です。螺旋階段と同じデザインです。
約4mスパンあります。壁や床との取合い金物も取付出来るだけの小さなものにしました。
デザインとはバランスだと思います。機能性を損なわずにどこまで意匠性を高める事が出来るのか。
現実、この手摺は若干の揺れがあります。しかしこれより部材のサイズをアップしても揺れを止める事は出来ません。また、サイズをダウンすると強度的に問題が生じます。
手摺の役割とは落下防止が目的であって揺らすのが目的ではありません。
デザインとはそのギリギリのラインを攻めるという事でもあると思います。
攻める事が出来るかどうかはその人次第・・・・・
ヾ(^_^)マタネー
~~~つづく~~~
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