ボルトにもいろんな種類があります。
わが工場のボルト置場です。
大手の鉄工所さんと比べると、うちは仕事の小回りが効くのが特徴です。だから鋼材にしろ、ボルトにしろ在庫があってナンボみたいなところもあります。
わが工場のボルト置場にはかなりの種類と数のボルトがあります。
わたしがこの仕事を始めた当初、ボルトの種類の多さに迷いました。
これらの黒いボルトは生地といい、鉄のままの生材という意味です。上のボルトが六角ハイテンボルト(HTB)といいます。通常の現場では一次締め、マーキング、本締め、それからマーキングのズレやトルクレンチによる確認などを行って作業終了となります。下のボルトはTCボルトと言います。六角ハイテンとの違いは機械で締め付けるという事。
これが締め付け用のシャーレンチと言います。TCボルトのことを人によってはシャーレンチで締めるボルトなのでシャーボルトと言われている方もあるみたいです。シャーレンチでTCボルトを締めると、写真左のピンテールという所が破断されます。破断によって締め付けを確認します。
写真上は六角ハイテンの亜鉛メッキ仕様になります。そして下はTCボルト、しかしTCボルトの場合、亜鉛メッキ仕様というのはなくて、ダクロ処理という亜鉛メッキと同等の仕様になります。見た感じでは若干違います。
六角ハイテンとTC・・・うちでは使い分けをやってます。図面上指示がある場合は六角ハイテンを使用します。しかしそれ以外は出来ればTC。TCのいい所は仕事が速い。機械で締めるので楽ですね。シャーレンチ自体は重たいですが・・・。でもTCには弱点があり、ダクロ処理TCの場合、ピンテール破断箇所から錆が発生します。よって防錆をしないといけません。それを除けば個人的にはTCの方が好きですね。
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